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Home > Aircraft > Aircrafts Index > Fighter > XF-90
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Manufucturer |
Designation |
Name |
Remarks |
No./B |
Lockheed |
XF-90 |
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1号機 アフターバーナー無し 開発中止 |
1 |
Lockheed |
XF-90A |
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2号機 アフターバーナー有り 開発中止 |
1 |
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・Engine エンジン |
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Manufucturer |
Designation |
Remarks |
Applications |
No./B |
Westinghouse |
J34-WE-15 |
3,600lb/4,825lbf(XF-88),
4,100lbf(XF-90) |
XF-88, XF-90 |
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アメリカ陸軍航空隊は第2次大戦終結間もない1945年8月28日に長距離侵攻戦闘機の要求を出し、これに対しLockheedはインテイク下の機関砲と水平尾翼調整のために前後に傾く垂直尾翼をもつXP-90(1948年6月11日にXF-90に改称)で応募した。当時の燃費の悪いエンジンで過大な航続距離要求を満たすため燃料を大量に搭載しなければならなかったこと、また音速突破を目指していたが、未だ超音速飛行が未知の時代の設計だったために構造を極めて頑丈にせざるを得なかったことから機体が大型化、重量過大となった。
1号機XF-90はエンジンが間に合わずアフターバーナーの無いエンジンを搭載し1946年6月3日に、アフターバーナー付エンジンを搭載した2号機XF-90Aは1950年5月20日に初飛行を行った。しかし緩降下中に音速は突破したものの、重たい機体に非力なエンジンでは満足のいく性能は出ず、朝鮮戦争勃発によりアメリカ空軍が既存機種の増産を優先したことから長距離侵攻戦闘機計画は取りやめとなり、1950年9月に開発中止となった。その後頑丈さを買われて1号機はNACAに引き取られ静強度試験により破壊された。また2号機は1952年にNevada州の砂漠に運ばれ、駐機中の機体が核爆発の爆風によりどのような影響を受けるか確かめるために3回の核実験により破壊された後遺棄された。長いこと忘れ去られていた機体だが49年後の2001に回収され2003年よりNational Museum of the United States Air Forceにて除染作業を行い、2021年に漸く公開された。爆風によりキャノピーは砕け主翼と脚は吹き飛んだ痛々しい姿は核の破壊力の恐ろしさを思い起こさせる。 |
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