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Home > Aircraft > Aircrafts Index > Fighter > F-110
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Manufucturer |
Designation |
Name |
Remarks |
No./B |
McDonnell
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F-110A |
Spectre |
F-4Cに改称 墜落 |
1 |
McDonnell
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RF-110A |
Spectre |
Aの偵察型 RF-4Cに改称 |
2 |
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・Engine エンジン |
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1960年2月5日に空軍がF-100、F-105の後継機として計画した戦術戦闘機はF-111として1962年に開発が始まったが、それが就役するのが1966年頃だったためそれまでのつなぎの機体が必要となり、当時海軍に採用され抜群の高性能を発揮していたF4H(F-4)に白羽の矢が立った。空軍としては陸上機より低性能であるはずの艦上機を採用することなどプライドが許さず考えもつかないことであったが、コストパフォーマンス至上主義者、ロバート・S・マクナマラ国防長官にF4H-1(後のF-4B)を強引に押し付けられ渋々性能評価をすることになった。1962年1月17日に長官がF-105の代替機としてF4H-1の採用を発表後、1月24日、機首にF-110Aと書き込んだF4H-1 海軍Bu.No.149405(後日空軍S/No.62-12168に変更)が空軍に引き渡され、後にF4H-1
149406(62-12169)も加わりテストを行った結果、F-105よりも制空戦闘能力と戦術攻撃任務の戦闘行動半径に優れ、F-106よりも迎撃任務での上昇力/速度/兵装/燃料搭載量に優れるうえ探知距離25%増で整備マンパワーは2/3、F-101よりも偵察任務で多彩な機材が搭載でき夜間/悪天候偵察も可能と判明。この結果に圧倒された空軍は3月30日にF-110A、YRF-110Aとして正式に採用を決定、夫々1機/2機、計3機が5月29日に発注されたが、完成前の9月18日に3軍統一呼称法により海軍のF4H-1/F4H-1PはF-4B/RF-4B、空軍のF-110A/YRF-110AはF-4C/RF-4Cと改称された。なお1964年11年5日に62-12168はYRF-4Cに改修され1971年8月17日に用廃、62-12169はJF-4BとなりMcDonnellのテスト機として運用されていたが、1967年5月8日にエンジンが爆発し墜落した。
F-110AはF4H-1を基本として攻撃能力を強化するためアビオが変更され、BullPupも運用可能となり、低空での攻撃任務時の生存性向上のために後席操縦装置が追加となった。更に核兵器搭載能力、カートリッジエンジンスターター、低圧タイヤ、ブーム式給油装置も取り入れられたが、これらはYRF-110Aにも採用されている。また艦上機特有の頑丈なアレスティングフックと主翼折り畳み機構は従来の陸上機には無い装備であるが、あれば便利ということでそのまま残された。この機体F-4C-15-MC 62-12199は1963年5月27日に初飛行を行い、1967年12月6日にテキサス州バーネット付近でスピンに陥り墜落した。
YRF-110Aは海軍のF4H-1Pの生産ライン上から2機が抽出され、基本的にF4H-1Pと同じ機体であるが上記F-110Aと同じ改修が追加され火器管制装置が無いことが相違点である。1号機RF-4C-14-MC
62-12200は1963年8月9日に初飛行、1965年8月7日に偵察カメラ収容スペースに機関砲を搭載してYF-4E、1974年4月29日にFly-By-Wireとカナードを追加してCCV実験機となり1979年1月10日に用廃、現在は空軍博物館に保管中。2号機62‐12201は1963年9月30日に初飛行、1966年からGeneral Electricに貸与されJ79エンジンのテスト、1972年から空軍に戻りSUU-16/Aガンポッドのテストに用いられ1978年からはトレーニング機材としてIllinois州Rantoulの空軍基地に所属。用廃後は同基地跡のOctave
Chanute Aerospace Museumに居たが、同館が閉鎖された後現在はLouisiana州HoumaのRegional Military Museumに展示されている。 |
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